バケツ一杯での洗車方法

現時点でその手法を検索してみれば、色々なバリエーションの情報を得られることを知った。
だが、15 〜 16 年前に自分がその手法を知った時は、かなり衝撃を受けたことを覚えている。

自分が知ったリソースは、「AKI洗車道場」さん。

バケツ一杯での洗車方法はについて、今時点では巷に溢れているが、元祖(始祖)は間違いなく「AKI洗車道場」さんだと自分は確信している。
現在では、AKI洗車道場二代目継承者として、「細野/美装」さんが継承されているようだ。

「AKI洗車道場」さんの面白いところは、このメンテナンス方法を家系ラーメンみたいに広げていったところ。
何を隠そう、当時は自分もサイドビジネスとして参画してみようと思っていた!?(笑)
自分が知る限りは、以下の系譜なのかな?

正しく言えば、「齋藤○美装」さんだけは紆余曲折の末、系譜外となったようだ。(詳細は調べれてみればお分かりになるかと。。。(^-^;)

当時は「AKI洗車道場」さんのワックスも購入したので、色々とレクチャーを受ける機会があった。
今ではその手法も開示されている。

バケツ一杯の水洗い」(細野/美装さん HP )

文字通り、バケツ一杯の水とタオルを二枚使用して洗車をする。
厳密に言えば、水拭きに近い感覚だと思っている。
一枚のタオルは、水が少し滴るぐらいのゆる搾りでボディを撫でる水拭き。
もう一枚のタオルは、硬く絞った後に広げてパンパンと空気をふっくらと含ませ水分を拭う。
ここがデリケートなポイントで、拭くのではなく撫でると言うか滑らす感覚。

そんなことをして傷が入らないのか!?

当然の疑問。
厳密に言えば、傷は入ると自分は認識している。
上記のサイトでも、

目立つキズが入らないキレイな仕上がりが出来る

細野/美装さん HP から

とある。
表現差だろうと思うのだが、傷は入らないとは言っていないのだ。
目立つ傷が入らないのだ。

当時、自分も確認したのだが、ボディとの接触が入れば大なり小なり傷は入ると教えられた。
それに、「AKI洗車道場」さんでは、長年そのスタイルを貫き通し、顧客からの信頼を得ている実績があった。
自分も BMW530i でそのスタイルを実践してきたのだが、悲惨な状況になることはなかった。

シャンプーを使用した洗車、ワックス掛け、各種拭き取り、機会洗車、手洗い洗車、ボディカバー装着、毛ばき使用など、結局どんな形にしろボディへの接触が入ってしまえば、必ず傷はつくものとの事実認識をすることが重要だと悟った。
要は、その入ってしまう傷を如何に小さなインパクトにするかが肝要であり、そこに加味して傷を除去したり見え辛く(隠す)したりして美観を保持する方法(手法)を考えるべきと。

考えてみれば、クルマを使用する環境から顧みても、絶対に傷が入らないなんてことは自然の摂理上あり得ないのだから。。。

現に、自分のマンション駐車場は屋根があっても風の巻き込みがあって、植物の種子やホコリが直ぐに舞い込む状況だった。
それに嫌気が差して、BMW530i にはボディカバー を装着するようになった。

当然、風によってボディとカバーが擦れる状況であり、小さな傷は入るだろうと思っていた。
だけど、バケツ一杯洗車をして、ワックス掛けを行えば大丈夫だと確信して、実践し続けていた。
そん結果として、自分の BMW530i は綺麗な状態を維持することが出来たし(出来てたと思う)、売却する際には購入価格以上の査定額を付けてくれた♪(諸々の要素はあったのだろうけど!)

そして、このバケツ一杯の洗車方法は、それだけでは成立しないと認識している。
それに組み合わせるワックス類とセットで実現できるメンテナンス方法だと思っている。

このスタイルが何故確立できたのか?

それは、「AKI洗車道場」さんが長年カーショールームや出張洗車(洗車場がないケース)を手掛けてきたからだと認識している。

水道設備がない、あるいは水を使用できない(水を使うことを嫌う旧車オーナーなども含む)環境下で、どのように施工をすれば良いのか?
行き着いた先の答えが、このスタイルなんだと思っている。
ある意味、敬服にも値するものだと感じている。

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